【実践コラム】伴走型特別保証制度について

…申込期限が3月末に迫っています。

伴走型特別保証制度の申し込み期限が3月末までとなっております。借りられる時に借りられるだけ借りておくという財務指針に沿って、しっかりと調達をお願いします。

伴走型特別保証制度とは、実質無利子で利用できたコロナ融資制度に代わって登場した保証制度です。無利子ではありませんが、「経営行動計画書」を作成したうえで、金融機関による継続的な伴走支援を受けることを条件に、借入時の信用保証料が大幅に下がるという特徴があります。一般保証とは別枠である点も魅力です。

■ 制度の概要は下記となります。

  • 保証限度額 :60,000千円
  • 保証期間  :10年以内
  • 据置期間  :5年以内
  • 金利    :金融機関所定
  • 保証料率  :0.2%(国による補助前は0.85%)
  • 売上減少要件:▲15%以上
  • その他要件:
    ・セーフティネット保証4号、5号いずれかの認定を受けていること
    ・経営行動計画書を作成すること
    ・金融機関が継続的な伴走支援をすること(原則四半期に1度) 

〇制度概要「中小企業庁HPより」
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2021/210325hosyo.html

「行動計画書」と聞くとたいそうな資料をイメージしてしまいますが、「事業者名等」「現状認識」「財務分析」「具体的なアクション」等を1ページにまとめた簡単な計画書でよいようです。

〇行動計画書イメージ
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2021/210325hosyo02.pdf

制度融資は、要件を満たせば比較的審査が通りやすい傾向があります。コロナウィルスの感染拡大が続いておりますので、期限の延長があるかもしれませんが、まだの方は急ぎ調達に動いてはいかがでしょうか。

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