【経営コラム】経営改革の第一歩はデジタルシフト!
…コロナ禍の前後でビジネス習慣が大きく変化するはずです。
■コロナ禍で苦しんだ18か月、少し出口が見えてきたようです。
一方、平時に戻ると、様々なセーフティーネットが解除されます。補助金・助成金が徐々に減少し、金融機関の「雨傘」も店頭から消えます。コロナだから、この説明も説得力を失います。
徐々にですが…
コロナ禍の前後で、デジタル化によるビジネス習慣が大きく変化するはずです。平時に戻って、得意先にアポイントを入れたら「来社せずにZoomで」と言われるかもしれません。従業員に「以前通り毎日出社して」と指示したら、「では退社します」と言ってくるかもしれません。
◎経営の最優先課題の一つは、デジタルシフトです。確実に取り組んでください。
■多くの事業体にとって、デジタルシフトは共通のテーマです。
以下の4つについて整理いたします。
- デジタルとリアル、その選別を!
- 売り方と業務のデジタルシフト!
- 働き方・雇い方のデジタルシフト!
- デジタルシフト、このルールチェンジに乗り遅れないために!
1.デジタルとリアル、その選別を!
最大限デジタルにシフトして、残りのリアルは高付加価値化を図る、リアルはVIP&VVIPに限定して高付加価値化を図りましょう。平等主義から脱却しましょう。この選択肢が主流になりそうです。
- (例)コンサート…廉価でオンライン配信、リアルは人数限定で高価で最高の環境を提供する。
- (例)プロ野球…廉価でオンライン配信(TVは無料)、リアルは人数限定で高価で最高の環境を提供する。
- (例)アパレル…オンラインで販売、リアルでは現物確認と試着を。
- (例)セミナー…廉価でオンライン配信、リアルは人数限定で高価で最高のサポートを行う
2.売り方と業務のデジタルシフト!
自社媒体による直販体制(D2Cモデル)を構築しましょう。
- デジタルの販売比率の向上を図る!
- 紙媒体からテキスト媒体、さらに音声・動画媒体への転換を図る!
- 対面業務・営業からオンライン業務・営業への転換を図る!
(オンライン業務・営業が許容される環境が整いました。)
3.働き方・雇い方のデジタルシフト
紙情報、決済(印鑑)等のボトルネックを無くしましょう。
- 紙情報をクラウド上のデータへ移す!(アクセス可能な環境整備)
- 出社しての勤務からテレワークへ転換を図る!
- 総合型業務からジョブ型業務への転換を図る!
- 人事制度(雇用形態や評価制度)を大きく見直す!
4.デジタルシフト、このルールチェンジに乗り遅れないために!
デジタルシフトを大きな経営目標に掲げてください!
- 元に戻そうとする敗者の行動パターンを模倣しない!
- できない理由ではなく、やり切る決意を持つ!
- 同業種上位20%以内のデジタルシフトを実現する!
近い将来、あの時(コロナショック、令和2年~3年)が自社の転換点であったことに気づかれるはずです。多くの事業体にとって、デジタルシフトは喫緊の重要な経営課題です。元に戻そうとする敗者の行動パターンを模倣することなく、信念を持って取り組んでください。
※銀行融資プランナー協会の正会員である当事務所は、クライアントに『お金の心配をできるだけしない経営を行ってもらう』ための新しい機能(=金融機関対応を含む財務の機能)を持つことを宣言いたします。我々は、『税理士』ではなく、『新・税理士』です。遠慮なくご相談ください。
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