vol.276【お役立ち情報】両立支援等助成金(再雇用者評価処遇コース)について
…出産、介護等を理由として退職した人を再雇用する制度を導入してみませんか
両立支援等助成金(再雇用者評価処遇コース)は、妊娠、出産、育児または介護を理由として退職した人が、就業が可能になった時に復職でき、適切に評価されて配置・処遇される再雇用制度を導入し、再就職を希望する人を採用した事業主に支給されます。
人材不足にお悩みの方は、退職者の再雇用制度を導入してこの助成金の活用もご検討ください。
概要をみておきましょう。
■支給要件
次の1、2両方の要件を満たす必要があります。
1.再雇用制度の導入
妊娠、出産、育児または介護を理由として退職した人について、退職前の勤務実績等を評価し、処遇の決定に反映させることを明記した再雇用制度を新たに就業規則等に規定する。
2.無期雇用者としての再雇用
退職後1年以上経過している対象労働者を、再雇用制度にもとづき再雇用し、無期雇用者として6か月以上継続雇用する。
※当初は有期契約労働者として再雇用した場合も、1年以内に無期雇用に切り替えれば対象となります。
■支給額
継続雇用6か月後・継続雇用1年後の2回に分けて、次の額の半額ずつ支給されます。
※( )内は生産性要件を満たす場合の金額です。
◇再雇用1人目
中小企業:38万円(48万円)
中小企業以外:28.5万円(36万円)
◇再雇用2人目から5人目
中小企業:28.5万円(36万円)
中小企業以外:19万円(24万円)
再雇用制度の規定例や対象労働者の要件等、詳しくは厚生労働省のパンフレットをご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000170047.pdf
人材不足の解消に退職者の再雇用をご検討されてはいかがでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。