【お役立ち情報】小規模事業者持続化補助金の申請について
…審査項目を踏まえた事業計画書の策定がポイントです
「小規模事業者持続化補助金」の公募が始まっています。締切は平成29年1月27日です。
この補助金は、小規模事業者が販路開拓等を行う場合に、その取り組みにかかる費用の2/3以内で50万円(賃金の引き上げ等を行う場合は100万円)まで補助してくれるというものです。ただ、応募して要件がそろえば補助してもらえるというものではなく、書類審査により半数以上は採択されませんので、審査項目を踏まえた事業計画書の策定が重要になります。
どのような項目に基づいて審査されるのか、確認しておきましょう。
■審査項目
提出した事業計画書は、以下の項目に基づき加点審査が行われ、総合的な評価が高いものから順に採択されます。
1.自社の経営状況分析の妥当性
◇自社の製品・サービスや自社の強みを適切に把握しているか。
2.経営方針・目標と今後のプランの適切性
◇経営方針・目標と今後のプランは、自社の強みを踏まえているか。
◇経営方針・目標と今後のプランは、対象とする市場(商圏)の特性を踏まえているか。
3.事業計画の有効性
◇計画は具体的で、実現可能性が高いものとなっているか。
◇地道な販路開拓を目指すものとして、経営計画の今後の方針・目標を達成するために必要かつ有効なものか。
◇小規模事業者ならではの創意工夫の特徴があるか。
◇ITを有効に活用する取り組みが見られるか。
4.積算の透明・適切性
◇事業費の計上・積算が正確・明確で、事業実施に必要なものとなっているか。
■事業計画書策定のポイント
これまでに採択された事業計画書を見てみると、審査項目を踏まえた上で、次のような点にも留意して計画書を策定しているようです。計画書策定時の参考にしてください。
◇事業の目的を明確にする。
◇審査する人がイメージしやすく、矛盾の無いストーリーにする。
◇見やすさを意識して、売り上げをグラフ化したり、根拠となる数値を具体的に書く。
また、この補助金は申請にあたって、最寄りの商工会議所、商工会に事業計画書を提出して「事業支援計画書」を作成してもらう必要があります。早めにご準備ください。
詳しくは以下の公募要領をご確認ください。
〔日本商工会議所〕
http://h28.jizokukahojokin.info/ippan/files/3714/7822/6904/koubo_h28_ippan.pdf
〔全国商工会連合会〕
http://www.shokokai.or.jp/cmps_img/upfiles/2016/11/b86c496989a320860408ab072960e498.pdf
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。