【経営コラム】金融機関対応・資金調達Q&A(その7)


Q13:「売上が安定しない。いつも不安がつきまとう。」
Q14:「資金繰りに時間が取られる。いつも気を使っている。」

税務に付加して、金融機関対応と財務に対する強みを有することを宣言する当事務所には、様々な相談が寄せられます。前回に続いて、一部をご紹介させていただきます。

Q13:
「売上が安定しない。いつも不安がつきまとう。」

A13:
「売上が安定しない。いつも不安がつきまとう。」創業当初から順調に業績を伸ばされ、初年度から2億円近い売上(税引き前利益は700万円超です。)を計上された社長様からのご相談です。極めて順調な立ち上がりですが、300万円の資本金と、創業融資700万円、売上の割には小資本とも言えます。

○「再来月の売上が読めない。万が一、売上が急激に減少すれば倒産するのではないか?日々不安だ。」とおっしゃっておられます。
・売掛金の回収サイトを、買掛金の支払いサイトよりも早く設定することで、増加の運転資金を伴わない成長
 を実現されています。
・月末の現預金残高は多いように見えますが、月中は極小になっています。不安なはずです。

○近未来の資金繰りシミュレーションを当事務所で実施しました。
※この「近未来の資金繰りシミュレーション」については、随時対応させていただきます。ご相談ください。社長様の安心材料になります。または、問題点が確認できます。

・最悪な状況、売上高が前年比で通年20%ダウン(社長様コメント)した時の近未来の資金繰り状況は?
 (結果)赤字転落しますが、一年以内に資金繰りが切れることはない。

・粗利益率が2%上がった(当事務所提示)時の資金繰り状況は?
 (結果)社長様の想定以上に資金繰り・利益が増えることの気付き。

・当事務所より、資金調達計画を提示して、即刻資金調達できる(可能性大)旨を伝えて、この資金調達計画
 を資金繰り計画に織り込みます。
 (結果)社長様の不安の払しょくと、成長への確信を持たれる。

・新規の雇用計画、固定費増を織り込んで、近未来の資金繰り計画を立案しました。
 (結果)売上10%増、粗利益率2%増、固定費1,000万円増…、資金調達3,000万円

○資金調達と継続的なフォローが重要です。
・上記計画に対する進捗管理を毎月行います。計画にずれがあれば、都度社長様と対応を協議します。
・必要な資金調達に関しては、当事務所が窓口になって適時行います。
・資金のダムを作って、そのダムの高さを維持し続けています。
 常に、月商の数か月分の資金を有しています。
・トラブルで、受注が一定期間滞った期間がありましたが、資金余力があったために、慌てずに対応する
 ことができました。

◎当事務所は、上記の様なサービスをご提供できます。税務に付加して、金融機関対応を含む財務の機能を提供する「資金繰り円滑化サービス=財務部長の代行業務」です。

Q14:
「資金繰りに時間が取られる。いつも気を使っている。」

A14:
余裕資金をほとんど持ち合わせていないために、月中の資金繰りを行っておられます。10日の入金を15日の支払いに…、日々の資金残高を気にしながらやりくりされておられます。当所で診断した結果、借入れ余力は十分にあります。

○借入れ余力があるにもかかわらず、手持ち資金を極小にして、その結果資金繰りに時間と神経を使っておられる社長様は少なくありません。
・借入れに対する過度の嫌悪感がそうさせているのでしょうか?
・資金繰りを行うことも社長の仕事だと考えておられるのでしょうか?
・金利のコストが、社長の手間暇、社長が神経をすり減らすことより高いと考えておられるのでしょうか?
・何かが起これば、最悪倒産の危機を迎えます。このリスクをどう回避するのでしょうか?

◎月商の2か月分程度の資金を、通年を通して持ち続ける資金計画を作成し、運転資金の調達、継続管理、借換えの継続実施を当事務所が行っています。今では、「常に資金繰りを気にしながら生きてきた…早くこうすべきだった。」(社長様)とおっしゃっておられます。

※銀行融資プランナー協会の正会員である当事務所は、クライアントに『お金の心配をできるだけしない経営を行ってもらう』ための新しい機能(=金融機関対応を含む財務の機能)を持つことを宣言いたします。我々は、『税理士』ではなく、『新・税理士』です。遠慮なくご相談ください。