【お役立ち情報】「企業内人材育成推進助成金」について
…従業員の育成に取り組む事業主を支援する助成金です
平成27年度の雇用関係助成金では、従業員の育成に取り組む事業主を支援する助成金制度が創設・拡充されています。
その中の一つ「企業内人材育成推進助成金」は、雇用保険適用事業所の事業主が、労働局長の認定を受けた人材育成制度の導入・適用計画に基づいて、計画期間内に制度を導入し、その制度を雇用保険被保険者である従業員に適用した場合に支給される助成金です。
人材育成を積極的に実施していこうとお考えの方は、ご検討ください。
■ 助成金の対象となる人材育成制度
次の3つの制度が助成対象となります。
◇教育訓練・職業能力評価制度
◇キャリア・コンサルティング制度
◇技能検定合格報奨金制度
■ 助成金額(中小企業以外の場合はそれぞれ半額)
◇教育訓練・職業能力評価制度助成
制度導入助成:50万円
実施助成:制度適用者1人あたり5万円(上限10人)
◇キャリア・コンサルティング制度助成
制度導入助成:30万円
実施助成:制度適用者1人あたり5万円(上限10人)
キャリア・コンサルタント育成助成:1人あたり15万円(上限10人)
◇技能検定合格報奨金制度助成
制度導入助成:20万円
実施助成:制度適用者1人あたり5万円(上限10人)
※制度導入助成は、人材育成制度を導入し、その制度に基づき1名以上の従業員に適用した場合に支給されます。
※3つの人材育成制度を組み合わせて活用することも可能です。
例えば、職業能力評価制度とキャリア・コンサルティング制度を導入し、それぞれの制度を従業員に適用すれば、助成金額は90万円になります。
※同一の従業員に制度を適用して、複数回の実施助成を受給することも可能です。
■ 主な要件
1.雇用保険適用事業所の事業主であること。
2.人材育成制度の導入・適用計画を作成し、制度導入の1か月前までに労働局に提出して認定を受けること。
3.職業能力開発推進者を選任し、事業内職業能力開発計画を作成すること。
企業内の人材育成に取り組もうとお考えの方は、是非ご検討ください。