【経営コラム】(新入)社員教育コンテンツです。


…4つでわかるビジネスマンの実力!

ある企業の新入社員向けの研修で話した内容です。
貴社の(新入)社員教育の参考にしてください。

『高校・大学の教科書をサクサク理解できて、一度目を通すだけで、頭に完璧にたたき込める人はそう多くないはずです。難解な部分は繰り返し考えながら、覚えるべきことは暗記を試みたはずです。授業の他にも予習や復習、試験勉強で夜鍋をすることもあったはずです。
一方、社会人になってから勉強しなくなる人は、案外多いように思います。
社会人こそエンドレスの勉強が必要です。このことを最初に覚えておいてください。
そして、この勉強は自主的に行うことであって、会社はあまり強要できません。

■力のあるビジネスマンはよく勉強しています。

今日の出来事の総括をしっかり行い、明日の予習を経て出社してきます。
週末には、一週間の総括、翌週の予習、新たな知識や知見を広めるための読書にも時間を費やします。研修会やセミナーにも、明日からのビジネスに活用するための仮説を持って臨み、実践に移します。時間とコストを無駄にしません。
自己投資にも諸々我慢してお金を費やしています。

○平日の夜の過ごし方
○週末の過ごし方
○(人生累計の)読書の数
○書籍代も含めた自己投資の総額
この四つを確認すれば、その人のビジネスマンとしての実力が大体わかります。

・平日の夜(就業後)、余暇や飲酒だけに時間を費やして眠るだけの人に、優秀なビジネスマンはいません。
・週末をすべて休息のみにあてる人に、優秀なビジネスマンはいません。
・読書をほとんどしない人に、優秀なビジネスマンはいません。
・自己投資をしない人に、優秀なビジネスマンはいません。

「就業中のオンタイムは、武器を使って一生懸命闘う時間、就業後や週末は、武器を整備する時間、新しい武器を入手する時間」と切り分ければわかり易いはずです。
予習・復習や自己投資は、新しい武器を整備・入手することであり、これをおろそかにすることは、錆び付いた古い武器で闘いに臨むことになります。

■時間を経るほど、ビジネスマンの格差は広がります。

ある人は、大きな仕事を任されて、誇りを持って仕事に励んでいます。
収入も相応に得て、豊かに暮らしています。リストラの心配もしていません。
他所でも食っていける自信も持っています。
そうでない人は、この真逆です。自分の処遇への不満を、愚痴でしのぐ羽目になります。

■「人生は公平ではありません。また、公平でないことが正です。

なぜなら、人それぞれ、その人の過去が違うからです。過去の違いを棚上げする方が、アンフェアです。」

3年後をイメージして自問自答してください。
○「私の平日の夜の過ごし方はだ。」
○「私の週末の過ごし方はだ。」
○「私の(3年間の)読書の数はだ。」
○「私の書籍代も含めた自己投資の総額はだ。」
(中略)

好む好まざるにかかわらず、ビジネスマンとしての人生は長期間続きます。
どうせなら、一生懸命努力して上手になってください。その方が楽しいはずです。
今日から、自分を律して生きてください。3年後・5年後30年後の自分のために。後略』